Ryzen8700、RTX4070Super搭載PC!最近のパーツ回りの動向について




つ・い・に。



新しいハイスペックPCを購入してしまいました!!

まだ注文しただけで実際には届いていないです。
もう組み立てとかめんどくさすぎて今回はBTOにパーツだけ指定して組み立てて送ってもらう事にしました。
パーツ一個一個取り寄せてたのと比べると本当楽だね。


だがしかし今回は本当に高かった。



色々語りたい事ありますがまずはパーツ構成から。
前回・・というか今使っているPCの構成はこちらの前の記事をご参照ください。
今回は下記の形で組みます。


OS:Windows 11 Pro 64ビット
CPU:Ryzen 7 8700G
グラフィック(カード):MSI RTX4070 Super VENTUS 2X OC
CPUクーラー:空冷CPUクーラー DeepCool AK400
マザーボード:ASRock X670E Steel Legend
ケース:Fractal Design Pop XL Air RGB TG
メモリ:Crucial DDR5-4800 64GB (32GBx2枚)
SSD(1):SSD WD Black SN770 2TB (m.2)
電源ユニット:Silverstone Essential Gold 750W
その他:ダイヤモンドグリス JP-DX1


お値段税込みで・・384,380円



うおおおお、高い!!前より約10万くらい高くなった!!



とにかく昔と何が違うって圧倒的円安。

2019年くらいって大体1ドル110円くらいだったんですよね。
それが今では1ドル151円。40円近くも値上がっています。

例えばRTX4070Superはアリバイ価格(定価を安く見せるNVIDAの詐欺商法)は約$600。実際は$700くらいで見て良いと思いますがとりあえず最低価格の$600で見ても単純にここに40をかけると24,000円分当時と比べて価格が乗っかってくる訳です。
ゲーミングPCを揃えるという観点では本当に円安は敵ですね。
しかもこの円安は今後も継続していきそうで何なら160・・170・・っと悪化しそうな気配もありそうです。うっかり米がインフレ抑制のために更に利率あげますとか言っちゃったら間違いなく吹き上がる。昔と比べると本当に円の価値が下がったなって思います。
グラボ以外で値段にダイレクトに響いたのはストレージを1TB→2TBに増やした事とメモリを32GB→64GBに増やした事ですね。メモリそんなにいるか?ってちょっと思ったけど前にゲームやってて32GB突破しちまったんでもう思い切って64GBにしました。多分Cites skylines2を真面目にやろうと思ったら64は必要になる気がした。

それはさておき。
今回のパーツ選定の中で特に注目したいパーツは二か所。


CPU:Ryzen 7 8700G
グラフィック(カード):MSI RTX4070 Super VENTUS 2X OC


この部分ですねぇ。

ゲームをするうえで大きく性能を決定づけるのはCPUとグラボというのはもう常識ではありますし過去レミ劇的な奴で何度も解説していたのも懐かしい。

「うーー、新しいPC。」

なんかきた。

CPUは今回もAMDを採用しています。
今のPCを買った時はまだAMDはそこまで主流ではなかった感じはありますが、Ryzenの登場によって確実に競争力が増してきた時代。
そして今はRyzenシリーズはもう明確にIntel抜いたといっても過言ではない気がします。正直Intelのワッパ(消費電力)とか見てると本当古いアーキテクトが足引っ張ってるんだなって良く分かります。確かx86的なアレ。
 ->2024/04/13追記:13世代・14世代のIntelCPUはAMDよりスコア高いていうのを後から知りました。にわかでしたすいません。ただ1コア当たりのクロックが低くてやはり得意不得意は明確な別れてる感じ有りますね。

値段も消費電力も高いくせにスペックはそこまでっていう感じで正直Intelの強みは今全然分からないまであります。
個人が使うCPUどころか企業でも最近はAMD製のCPUを採用したものが激増しておりAWSなんかもGravitonインスタンスとかでAMD系のインスタンスが本格的に採用され始めていますね。
性能はそのままにお時間単位当たりの利用料金が低い物ですから特別な理由がなければAMDで良いまである。企業利用となるとコーディングとか色々あるので途中から切り替えるのは難しかったり即決出来る所は少ないかもしれませんがそれでも普通に企業でも浸透しているというのが前回の時と大きな違いですね。
更に更にAMDは今新しいCPUのいわゆる設計部分の基礎を打ち出していてそれが本格的に採用されていきそうな形です。Intelと違ってオープンソースで共有されていてそれなりに広い層で指示を得てるというこれまたブラックボックスのIntelとは違うという。
長々とAMDの話をしてもしょうがないのですが、要約すると現状CPUはRyzen系選択が最も無難に感じています。性能コスパ的にも。というかコスパがマジでやばい。

で、その気になる性能ですが今使っているCPUと新しいCPUを比較するとこんな感じ。



3700Xが今の奴で8700Gが今の奴ですね。
コア数スレッド数は据え置き。ただし単純にクロックが跳ね上がっているのでその分順当に性能アップって所。定格で4.2がめちゃツよですね。
Intel回りのCPUはコア数とスレッド数が多い代わりに定格クロックが弱い印象です。その影響か消費電力も150wとか高いの多くて爆熱CPUになりやすい印象なんですよね。
一応爆熱は置いといてもマルチに対応しているゲームやアプリはIntelでもいいんですがStellarisとか何か未だにシングルコアでしか働かない奴もいるんですよね。謎。
ゲーム系だと割とシングルコアのクロック数もかなり重要になる印象なのでゲーム用途ならなおの事RyzenでOKって印象ありますね。
逆にBlenderとかでエンコード処理をガンガンかけるものはマルチコア対応のはずなのでIntelのが向いているかもしれないとは思っています。それでも個人ならRyzenで良い気はしますが。


続いてGPUもといグラボ。
今回はRTX4070Superを採用。正直ここの選択は悩みました。
何と悩んだかでいえばやはりRTX4070Tiにするのか、それともRTX4070TiSuperにするのか。それとも思い切ってRTX4080系列にするのか。

性能とか値段とか考慮事項にあるのは勿論なんですがグラボに関してはちょっと気になってる事がありまして、それは肥大化していること。
RTX4080系列とかはまだギリ許容範囲ですがRTX4080Superとか割とネタ気味のRTX4090とかガチでお弁当箱みたいなサイズで初見は笑いました。

ちなみにRTX2080SuperのMSIの奴の重量が1046g。
一方でRTX4080Superの重量はMSIの奴が1628g。おっっっも。

つっかえ棒がなければ真面目に端子がひん曲がるのでは???


ちなみにRTX4070SuperのMSIの奴の重量は680g。すげー軽いなおい。


xx80系はその時点で高いスペックを出すために結構肥大化している事が多いのでxx80→xx70にすると結構小さくなるんですねぇ。
それでもRTX2080Superが250ワットの消費電力であった一方でRTX4070Superは220ワットと微減。素晴らしい。でもそれでも200w超えなので小さくてもパワフルっていうことなんですね・・・。
なお、RTX4080Superの消費電力は320W。ミニ電気ストーブか何か?
そして何かとネタにされるRTX4090の消費電力は脅威の450Wで重量2170g。電子レンジかよ。


とにかく何かと新しいグラボに行くにつれて肥大化が全然止まらず下手に同じxx80シリーズを採用し続けると別のトラブルを招きそうで正直気になっていました。
こうなるとスペック比較で決めていく訳になりますが・・・。

とりあえず現行のRTX2080SuperとRTX40xx系列の性能を並べてみます。




現行のRTX2080Superのスコアが11642の消費電力250W。


さて、40xx系列ですが今回選択したのが4070SUPER。スコアは21130の消費電力は220W。
そこから一つ上の4070Tiにすると+1600スコアくらいの消費電力が285W。ちょっと消費電力が気になってくる。
そして4070ti SUPERが4070SUPERから更に3300ほどのスコアアップに消費電力は同じく285W。
4080からはミニストーブ化にくそほど高い価格とくそ重いサイズになってくるので選択肢から外していきます。

というわけでRTX4070〜RTX4070Ti SUPERからの比較ですが・・・。
私個人の最初の考えは今の2080Superのスコア(+CPUのスコア)と遊んでいるゲームの処理具合、そこからどの程度スコアが増えれば快適になりそうかという所からの逆算でした。
今のRTX2080SuperでもFHDでFPS制限を60に抑えておけば概ねどのゲームでも大体最高画質か一個下の高画質くらいでは余裕で遊べていた状況。VRはフレームレートとVRレンズ二つ分の描写と処理が多い関係上画質をちょっと下げないとやっていけない所も多かったですがそれでも今のグラボでも十分遊んでいける・・・っていうか多分後二年くらいは戦えた感じはします。
つまりそこまで大きなスコアアップはいらないはずなので、値段・性能・消費電力どれをとっても優れているように見える4070Superを選択したという形になります。
正直4070Tiからは値段がちょっとやばすぎて価格に対してスコアアップが見合っていない気がしていて見送りました。多分5年後くらいにはまた10万くらいあればスコア32000くらいのは買えるんじゃないのっていうのを期待してます。

逆に今のRTX2080が11642で4060Ti 8GBVRAMの奴がスコア13473で値段は57800と約四年半前のグラボをあの時より2万〜3万程度は安く買えるようになったっていうのは結構時代の進化を感じますね。正直初めてゲーミングPC解体と思ってる人は4070ti 8GBで良いような気がします。多分それが一番コスパに優れてる。
その中でちょっと背伸びしてもうちょっと良いの使いたいって思ったらRTX4070Superじゃないですかね。RTX4070Ti以上からはコスパ微妙な感じになってくる印象です。


CPUとグラボについては大体書きたい事書いた・・・のですが、今回はちょっとマザボとCPUファンについても少し語りたいことがあります。
ただ長くなってきたので今日は一旦ここまでにさせて下さい。次回この記事に直接続きを書きたいと思います。それでは。


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